
クルマいじりの様子
自分でやったこと
●エンジン・シリンダヘッド・オーバーホール
走行距離が10万Kmを越えたときに、タイミングベルトの交換を兼
ねてシリンダヘッドをオーバーホールしました。
作業内容は次の通りです。
1.タイミングベルト交換
2.バルブシートカット
3.ヘッドガスケット交換
4.燃料フィルタ交換
5.プラグコード交換
6.ディストリビュータキャップ交換
7.キャブレター大掃除
バルブシートカット以外の作業は、全て本を見ながら自分でやりまし
た。ヘッドを外してまた元に戻すというのは、もちろん初めての作業で
大変でした。しかし、ヘッドを組み上げた後、消火器を片手に持ってエ
ンジンを始動するときの感動は、今でも忘れられません。
作業は無事に終わり、バルブシートカットや、ガスケットを交換した
ことなどにより、若干トルクがアップしたような感じでした。
(気分かも知れませんが。)
●ショックアブソーバ交換
これも10万Kmを越えてからやってみました。
私自身はショックアブソーバがどうのとか、サスペンションがどうの
とか、あまり気にしたことはなかったのですが、ガソリンスタンドの店
員さんに「この車、もうショックがヘタってるねー」と言われてしまっ
たので、その言葉がきっかけとなって交換に踏みきったのです。
交換はショックアブソーバのみで、サスペンションはまだまだがんばっ
てもらうことにしました。
本当は純正部品のショックアブソーバがよかったのですが、カヤバの
カルタスGT−i用のものが安く手に入ったので、前輪にはこれを付け
ました。後輪はGT−iと構造がまるっきり違うので、純正部品にしま
した。
取り外した古いショックアブソーバは、すでに中のオイルが漏れてい
ました。これではショックアブソーバの意味が全然ないですよね。
新しく購入した前輪用のショックアブソーバは、カルタスGT−i用
のものだったので、購入時には取り付けできるかどうか大変不安でした。
もし、新しいショックアブソーバの方が形が大きかったりしたら、それ
こそ「ショックが大きい」です。(意味分かりますか?)
しかしその辺は心配御無用。ちゃんと取り付けできました。後輪用も
もちろん取り付けできました。
ショックアブソーバが新しくなったフィーリングは最高です。車のバ
タつきがなくなり、フワフワしていたのがしっかり地面に乗っていると
いった具合になりました。さすがに前輪のショックアブソーバは硬すぎ
るという気もしますが。
●車検に挑戦
カルタスを購入して2回目の車検は、自分で行いました。
整備手帳の項目に添ってカルタスのあちらこちらを点検/調整しまし
た。普段から自分で車をいじっているので、難しいところはありません
でした。
そして、全て点検を終えたカルタスに乗って、車検場にて手続きをし
テスターで車の点検をしてもらって、無事に車検をパスすることができ
ました。車検を受ける前は不安でいっぱいでしたが、いざ車検にパスし
てしまうと、「なんだ、こんなものなんだ」といった感じでした。
●エンジン オーバーホール
前にも述べましたが、筑波サーキットでの熱い走りにより、エンジン
を壊してしまいました。そこで、壊れたエンジンを治すべく、エンジン
オーバーホールを決行したのです。作業の内容を以下に述べます。
各種バキュームホース、配線を外す
組み上げるとき忘れないように、メモを取りながらの作業です。
シリンダヘッドを外す
エンジン本体は人の手によって持ち上げるしか方法がなかったの
で、少しでもエンジンを軽くしようと思い、ブロックとヘッドを分
離しました。
エンジンを持ち上げる
友達三人と協力してエンジンを持ち上げました。ミッションを付
けたままだったので、かなり重かったです。
エンジンとミッションを分離する
エンジンとミッションを繋いでいるボルトを外し分離しました。
エンジン解体
エンジンを解体しました。予想通りメタルがボロボロでした。
また、エンジン内部から聞こえていた異音は、クランクシャフトの
バランスウェイトと、エンジンブロックの壁がぶつかっている音で
した。その証拠に、クランクシャフトとブロックの壁には、かなり
の傷がありました。
メタル交換 & クランクシャフト再利用
ボロボロだったメタルを新品と交換しました。しかし、歪んでい
ると薄々気がついていたクランクシャフトは5万円弱もするため、
新品を購入することを断念しました。よってクランクシャフトは歪
んだままの再利用となりました。
ピストンリング交換
全てのピストンリングを新品と交換しました。
ミッションのシンクロ交換を断念!!
ミッションのシンクロを交換しようと、シンクロを購入したので
すが、ミッションをバラすことがどうしてもできず、残念ながらシ
ンクロ交換を断念しました。
エンジンを組む
新しい部品に交換したエンジンを慎重に組み上げました。
エンジンとミッションを乗せる
エンジンとミッションを接続し、カルタスのエンジンルームへと
取り付けました。これも友達三人に協力してもらいました。
ヘッドを乗せる
新しいガスケットと共に、ヘッドをブロックに取り付けました。
配管、配線をする
接続ミスの無いように、メモを見ながら配管配線を行いました。
感動のエンジン始動
消火器を片手にエンジンを始動しました。エンジンは一発で始動
しました。
しかし!しかしなのです!!
やはりクランクシャフトが歪んでいるためか、エンジン内部から
の異音は消えませんでした・・・・・。